分析と馬券作戦

お金持ち大作戦 ①

 今回、「StageOne」新規ユーザーを迎えるにあたって、解説書として利用して頂くことを主眼に、この解説を始めたいと思います。
今回紹介する作戦は、特に新しいものではなく、「SeedⅡ」or「B-Elment」ユーザーにとってはごく一般的な作戦です。
今更の感を抱くとは思いますが、これまで紹介した作戦の「まとめ」として、また初心に帰る意味でも、ご覧頂きたく思います。
なお、 ここでは「B-Element」が表示する具体的な過剰投票金額とリンクさせながら解説しますので、より過剰投票を具体的に実感して頂けると思います。

早速「お金持ち大作戦」に入りましょう。
サンプルは、2015年6月27日(土)3回7日目阪神8Rです。

図1



使うのは、上に示した3連単1着指数スキャン表のみです。
データの範囲は四角で囲った部分、締切り5分前以降だけを利用します。
上では、5分前のデータはありませんが、提供元の都合によるもので、更新が無かった為で、よくあることです。
私は、下の図2のような設定で使用しています。これで5分以降のデータの背景色となり、この部分だけ見ればOKとなり判断が楽です。

図2



さて 「お金持ち大作戦」ですが、簡単に言えば、四角で囲んだ範囲で指数プラス最大+MAX)の馬を狙うというものです。
四角で囲んだ範囲で、3連単1着指数+MAXはどれでしょうか?
簡単に判断できますね。そうです。+5.558番です。この8番を狙うこと、これがお金持ち大作戦です。
本当に簡単で、恥ずかしいくらいです。

ただ、上は単純に言いましたが、実は少し補正が必要です。
指数+MAXは良いのですが、得票率には範囲があるのです。
正確には、馬連得票率7.5%~15%の範囲で指数+MAXを狙うとなります。
つまり、「
中位人気で3連単に大きな過剰投票があった馬を狙う」こと。これがこの作戦の骨子です。

馬連得票率7.5%~15%の馬はどれでしょうか?
下の得票率グラフから、6・15・14・4・8・156頭が該当することが分かります。
従って、実際はこの6頭のなかで指数がプラス最大の馬を狙えば良いことになります。
このデータでは結果は変わりませんが・・・。

図3



7.5%15%に線を引くには以下のような設定にします。

図4



それでは、「B-Element」過剰投票金額データを見てみましょう。

図5



3分前のデータで72万円過剰投票があったことが分かるでしょう。
他馬と比較して突出した金額になっています。この過剰投票が指数+5.55に反映してることになります。

さて、馬券はとなりますが、基本馬連馬連得票率5%程度の馬まで流します
これはあまり神経質に考える必要はありません。
下のグラフの丸で囲んだ馬へ流せば良いでしょう。

図6



このレースの結果は以下のとおりです。

図7



ケースによっては、馬券に濃淡を付けたり、馬連だけでなく馬単を加えるなどするのが実際ですが、順次述べていくことにしましょう。
また、指数+MAXといっても幾つ以上なら良いのか、作戦を適用できるレースはなどなど、まだまだ条件がありますが、
これも順次解説していくことにします。

本日は、これまでとしておきますが、最後に一つ分かりやすいサンプルを示しておきます。
同じ日の東京12Rです。

●2015年6月27日(土)3回7日目東京12Rです。




検討する範囲は、上の四角で囲んだところだと確認してください。
1番は15%を超えているなどと言ってはいけません。ほぼ15%なら範囲に入ります。
狙い馬は明らかですね。小学生でも分かる簡単さです。

流す範囲も下の丸で囲んだ各馬です。
下のグラフから15番が勝つ可能性が高いことが分かります。
この馬との勝負でしょうか。1-15は厚めに買うことになるでしょう。





このレースの結果は以下のとおりです。




1番の過剰投票を金額で見てみましょう。
下が「B-Element」のデータです。




簡単でしかも面白いでしょう。
このような、簡単なレースを選んで投資するこれが「お金持ち大作戦」です。
決して派手な馬券・配当ではありませんが、お金持ちが喜びそうな作戦でしょう。
そのため、阿部がこのように命名しました。

おお来たな、ここはお金持ち大作戦で行こう。 このように使います。

それでは、次回まで失礼します。

パブリック担当:森川


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