本業は電子回路設計・製作及びソフトウエア開発・FAシステム開発。
大学在学中から競馬に興味を持ち、スピード・タイム・血統・調教・騎手・厩舎など数々の研究を重ねる。 オッズ分析はPATシステム開始を機会に着手し、すぐに異常なオッズが的中馬券に結びつくことを発見、以後本格的にオッズ分析を開始する。 単勝・複勝・枠連・馬連オッズを多角的に分析、数種類の法則を確立し、「オッズ分析こそが究極の競馬必勝法である」と確信する。 現在までに「単指数法」、「単複バランス法」を発表している。 |
●単指数法・単複バランス法の概要 著書で公表された2つの法則の概要を説明します。
異常オッズで解く勝利方程式 メタモル出版 定価 ¥1,200
1995年7月初版発行
単勝オッズ指数が乱れると超万馬券が獲れる
驚異の的中率を達成。情報料たった20円(オッズプリンター代2回分)、
誰でも電卓だけで簡単に算出できる最強のオッズ分析。
「どうしてこの馬がこんなに人気があるんだろう?」 朝早い時間帯の単勝オッズを見て、こんな現象に気付いた事があります。 新聞ではせいぜい△印がパラパラ付いている程度の馬なのに、オッズのモニターではなんと2倍を切っているのです。 さらに注意して見ていると、しだいに4倍、10倍…と、とどんどん倍率が上がっていき、締切直前では20倍にもなっているではないですか。 (これはおかしいな。1000円だけでも買っておくか…)やがてファンファーレが鳴り、レースのスタート。その馬は道中、中段につけ直線に入って騎手が追い出すや、素晴らしい伸び足を見せて見事に1着。ダントツの1番人気馬は馬群に消えていました。発表された払戻額は単勝3000円を越えていました。この現象はちょっとおかしい。いくら早い時間帯のオッズでもあまりにも倍率の変動が激しすぎる。 私は思いました。もしかしたら、勝てることがわかっていて、誰かが馬券をまとめて買っているに違いない。 (ようし、オッズの分析ををやってみるか。) それを機に、私は思い立ちました。そして、そう思い立ったことが今回、こうして皆さんに私の「オッズ理論」をご紹介するに至ったわけです。 中略 分析をはじめてみて、とりあえずすぐ何らかの「異常投票」があるらしいことはわかりましたが、冒頭で述べたような単純なケースばかりではありませんでした。要するに、オッズ表を眺めただけで変化が分かることのほうが少ないということです。 これは、変化のグラフや、単勝と馬連の得票率のバランスを表わしたグラフなど、数種類のデータを見て初めて見えてくる「変化」、あるいは「異常」といっていいでしょう。とはいえ、これではあまりにも時間がかかり過ぎてしまいます。何か簡単な方法はないものかと、次に取り組んだのが「指数化」の作業でした。単勝の変化を指数化すること、馬連得票率の変化を指数化すること。さらに、それらを総合したものを指数化する作業でした。もちろん計算は簡単でなければならないという命題もありました。 コンピュータが示す「異常投票」の事実を、何とか1つの数字だけでわかるようにしたかったのです。 いずれにしても私は、それぞれ「単指数」、「連指数」、「異常指数」と名づけました。 そして93年から開始して2年あまり。ようやく満足できるところまでたどり着きました。 本書にてこれらの「指数」を発表できるのも、実際に95年1月から3月まで全国で開催された全レースを検証して、十分な回収が得られたからにほかなりません。「単指数」だけを使って95年のわずか1月から3月までの間に的中した万馬券は12本にもなりました。5000円以上の的中数もゆうに20本を越えています。もちろん中央競馬だけですが、オッズさえ手に入れば地方競馬でも十分可能でしょう。同じ競馬であれば同じ理論が展開できるはずだからです。(ただし筆者は地方競馬については知識がないのでオッズの入手方法がわかりません。) さて本書では、「単指数」の出し方と、「単指数」を使ってどう馬券を買えばいいのかを公開します。 「連指数」と「異常指数」に関してはページの関係もあり、また別の機会に譲りたいと考えています。 ご安心下さい。「単指数」を使っただけでも一開催に2〜3回の万馬券的中は確実です。必要なものといえばオッズ表だけ。 ちなみに、オッズ表を手にいれるには、競馬場やウィンズのオッズプリンターで、1回10円で取り出せることは皆さんもすでにご存知のところでしょう。つまり、これはたったの20円(2回分)でどっさり儲けられるオッズ理論というわけです。 以下略 |
史上最強のオッズ頂上作戦 メタモル出版 定価 ¥1,200
1996年3月初版発行
単勝オッズと複勝オッズの歪みの中から信じられない馬が浮かび上がる
朝のオッズを調べるだけで勝ち馬がわかる。より高度なオッズ理論が、より簡単な手法で機能する。
誰でも電卓だけで簡単に算出できる100%絶対の的中馬連馬券。
●まえがき
前著「異常オッズで解く勝利方程式」発表以降、大変な反響がありました。
書店に並んでからの4ヶ月間でいただいた電話や手紙の総数は500を越えています。 ある程度予想はしていたものの、これほどとは正直驚きです。 その内容をかいつまんで紹介しますと、「自分も同じようにして馬券を買っている。オッズ分析こそが究極の必勝法であると確信している。 それにしてもよく発表する気になりましたね。」というような、長年オッズの研究をされている方からのものが一番多かった気がします。 また「大変驚いた。こんな事が現実にあるんですね、競馬観が変わりました。」とオッズにそれほど関心の無かった方からも たくさんお便りをいただきました。 正直いうと、発表するべきかやめるべきか、ためらいはありました。しかし多くの方から賞賛をいただき、今となっては公表に踏み切ってよかったと思っています。 拙著を読んで頂いた方、お便りを寄せて頂いた方に紙面をお借りして感謝いたします。 ただ残念ながら悪意に満ちた電話も数本ありました。 「命が惜しかったらこれ以上発表するな。」というものです。 脅迫電話など小説かドラマの中の話で、まさか自分がその種の電話を受ける事になるとは思ってもいませんでした。 どんな意図なのか分かりませんがたいへん悲しい事です。実をいうと出版は1冊だけで筆を置こうと思っていたのですが、脅迫電話を受けて気が変わりました。筆者の持っているデータのすべてを順次公表していくことにしました。 これは自分の命を守るためです。全てを公表してしまえば筆者の命など何の意味もありません。脅迫電話が逆効果になったわけです。 すでに数冊分の原稿を書き上げ筆者の手から離れました。筆者がどうなろうと順次出版されていくことでしょう。 少し話しが横道へ外れてしまいましたので本題へ戻ります。 読者からのお便りで1番多かったのは、「計算がたいへんで時間がかかり馬券を買う時間 がない、もっと簡単にできないのか?」という感想でした。 オッズ分析に多少の手間はやむを得ないと思いますし、「計算は電子手帳に表計算カードを入れれば簡単ですよ」とお答えしたのですが、やや計算が複雑である事も事実です。 そこでこの本では、朝早い時間の単勝オッズと複勝オッズを使った簡単な分析法を発表します。朝早い時間のオッズだけで良いので時間も余裕があるし計算も大変簡単です。 「簡単な分析法」とはいいましたが、けしてレベルの低いという意味ではありませんからご安心下さい。 むしろ、前著「異常オッズで解く勝利方程式」で発表した「単指数」 よりも高度な分析法であると評価しています。 分析の基本は「異常投票」の発見ですが「視点」がまったく違うという事です。あまり長い前置きは退屈でしょう早速本題に入る事にしましょう。 |
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